発達障害や特性のある子を育てていく上で、
最も大切な要素のひとつに「環境」があります。
・どんな幼稚園・保育園・小学校などに通うのか
・どんな先生に教えてもらうのか
・どんな家族構成で過ごすのか
これらによって、子どもの成長は大きく左右されますし、
「発達障害」と診断されるかどうか
ということまでも変わってきます。
理解ある、そして過ごしやすい環境を
子どもに提供してあげることができれば、子どもはどんどん伸びていきます。
一方、理解のない、きゅうくつな環境に子どもを置いてしまえば、
子どもは将来、二次障害(不登校、引きこもり、家庭内暴力、犯罪など)を
引き起こす可能性が高くなってしまいます。
では、その重要な環境は、どうやって手に入れていったらいいのでしょう?
ママさんエスコーター
発達障害の子どもの環境を決めるのは、巡り合わせが大部分
良い環境を手に入れていくことは、
発達障害や特性のある子を育てていく上で重要。
ということはわかっても、
「どうやったら手に入るのか。」
と、考えたことはありますか?
お金、地位、名声…。
もしかしたら、そうしたもので手に入れられる場合があるかもしれません。
けれど、多くの場合、環境は
「巡り合わせ」
によって決まってしまいます。
これを聞いて釈然(しゃくぜん)としないあなたも、
「そうかもしれない…」
と思い当たることがあるのではないでしょうか?
あなたのママ友や身近な誰かは、いつも何かを得ていて、満たされている。
なのに、あなたはいつも「損」をしているような…。
報われない…。と感じたことはありませんか?
・あの先生だけは避けたい!と思っていた先生が、子どもの担任になってしまう
・仕事はしたいけれど、融通の利く職場を見つけられない
・子どものことを相談し合ったり、助け合えるママ友ができない
こんな思いをしたことがないでしょうか?
どうにもならないような、こんなこと。
どうすれば、あなたが今必要なものを得ることができるのでしょう?
ママさんエスコーター
きっとあなたにも何かが巡ってくるはずです!
得たい!そして、損をしたくない!心理からの行動
子どもに良い環境を得られる「巡り合わせ」も含め、
あなたは「得たい」という気持が大きいでしょう。
そして、お金やモノに対しても、不足の感情が大きい。
そうした状態なら、今自分の持っているのモノが出ていくのを
必死で拒んでいるはずです。
・買い物は、一番安い店でする。
交渉して値段が下がるなら、何とかして下げて欲しい!
・職場はお金を稼ぐところ。
自分のお金を出して、お菓子なんて絶対に持って行きたくない。
・募金は余裕のある人のすることだから、いつも素通りする。
・ボランティアで掃除するくらいなら、家で寝ていたい。
こんな行動していませんか?
あなたは、
「もし、お金がたくさんあったら、多少高いものだって気にせず買う。
職場でみんなが食べるお菓子も持って行くし、募金だってする。
時間に余裕があれば、地域の清掃活動だって行く。」
なんて、思っているのではないでしょうか?
あなたの今の行動は、お金や時間も「損をしたくない」ため。
余裕がないからこその行動でしょう。
寄付や募金。実は、余裕のない人がするべきこと!
この、「余裕がないから他人には与えられない」という思い。
多くの人が持っています。決して、間違っていません。
でも、募金や寄付は、実はお金や余裕のない人こそするべきことなんです!
あなたは、托鉢(たくはつ)を知っていますか?
(今年の『十日えびす』で、たまたま托鉢をしているお坊さんに出会いました)
托鉢は、お坊さん本人がお金を得るための行為ではなく、貧しい人を救うための修行なんです。
貧しい人は、自分が貧しいからという理由で、今まで他人に良い施しをしてこなかった。
だから、今の貧しい状態になっている。
お坊さん達が貧しい人からお布施(お金)をもらうことで、その貧しい人を救う。
こんな意味があります。
他人に施すことで、自分は救われる。
つまり、何かを得たければ、先に与える必要がある!
ということ。
お金が余裕がないからこそ、先に与える。
そのことで、自分に良い事が起きるんです。
それがお金なのか、時間なのか。
それとも、良い先生が子どもの担任になることなのか…。
きっと、あなたにとって、ベストなことが起きるはずです。
このことは、多くの実業家や有名人にとっての常識です。
「お金持ちだから、寄付をしているのではなく、寄付をしているからお金持ちになった」
というのが、本当のところなのです。
参考文献:GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代
ここまで読んでも「やっぱり、信じられない…」というあなたは、
有名なこの本を読んでみて下さい。
~GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代~
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この本では、以下の3種類の人が出てきます。
「マッチャー」:ギバーでもテイカーでもなく、与えることと受け取ることのバランスを取る人
一見すると、自分よりも他人を優先するギバーは成功をつかみ取れそうにないですよね。
(成功とは何か、ということは自分の中でじっくり考えてみて下さい)
でも、この本では、最も成功しているが「ギバー」だという事を説明しています。
いつも「欲しい!」と思っているあなた。
だまされたと思って、先に誰かに何かを与えてみて下さい。
ママさんエスコーター
こんなチャンス、絶対に逃すものか!
と、お布施をさせていただきました

無理せず、あなたのできる範囲の「与える」をしていく
先に与えることが大切、といっても、無理をする必要はありません。
あなたの全財産を誰かにあげる、といった極端なことをすすめているわけではありません。
1日10円くらいは、誰かのために使ってもいいという気持ちがあれば、1か月に300円程度の寄付はできますよね。
疲れた顔をしている同僚に、缶コーヒー1本を手渡してあげることくらいはできるのではないでしょうか?
そして、お金やモノだけが「与えるもの」ではありません。
・車いすの人が困っていたら、エレベーターのボタンを代わりに押してあげる
・前を歩いている人がハンカチを落としたら、そのハンカチを拾って渡してあげる
そういう行動を繰り返していると、巡り巡ってあなたに返ってきます。
まさしく「情けは人の為ならず」です!
あなたの出来る範囲での「与える」行動を今から始めてみて下さい。
まとめ
あなたは今、自分が大変な状況だから、
「何もあげられない」
「あげたくない」
「自分が何か欲しい」
という気持でいっぱいなのかもしれません。
けれど、欲しいと思うなら、まず先にあなたが与えなければいけないのです。
1か月に数百円、誰かや何かのために使ってみませんか?
そして、お金やモノだけがあなたの与えられるものではありません。
あいさつやちょっとした親切。
これらも十分、誰かの為になることです。
欲しい、欲しい。と自分から何も行動しなければ、
自分には何も良い事が起きません。
お金、時間、子どもにとっての良い環境。
とくに環境は、発達障害や特性のある子にとって大切なものです。
こうしたものに巡り合いたいなら、
まずはあなたの与えられるものを率先して与えていってください。
ママさんエスコーター
あなたのできることから始めてみて下さい。
音声解説
ママさんエスコーター
家事をしながら聞き流してみて下さいね。