世界自閉症啓発デーとは?SNSで気軽にオンラインイベントに参加しよう!

毎年4月2日は、世界自閉症啓発デーです。
世界自閉症啓発デーのことを知っているあなたも、
「え?なにそれ?」というあなたも、ぜひ読んでみて下さい。

ママさんエスコーター

あなたも、気軽に参加できる方法をお伝えしますよ!

世界自閉症啓発デーとは?

世界自閉症啓発デーは、国連が定めた「全世界の人々に自閉症を理解してもらう日」です。

人々が、自閉症をはじめとする発達障害について知り、理解を広げることで、発達障害のある人だけでなく、誰もが幸せに暮らすことができる社会を実現しようとする取り組みです。

自閉症の人たちへの差別に反対し、また、私たちのグローバル社会の多様性を祝福し、自閉症の人たちのフルインクルージョンと完全参加に向けた取組を強化するために声を上げる日です。
(2019/04/02 国連事務総長メッセージ )

いつからあるの?

2007年12月18日開催の国連総会において、カタール王国王妃の提案により、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」(World Autism Awareness Day)とすることが決議されました。

日本では、4/2~4/8を発達障害啓発週間に

日本でも、世界自閉症啓発デー・日本実行委員会が組織され、自閉症をはじめとする発達障害について、広く啓発する活動が行われています。
毎年、世界自閉症啓発デーの4月2日~8日を発達障害啓発週間として、シンポジウムの開催やランドマークのブルーライトアップ等の活動を行っています。

ママさんエスコーター

つまり「自閉症をはじめとする発達障害について、たくさんの人が正しく知ろう!」という日です

ライト・イット・アップ・ブルー(Light It Up Blue)とは?

世界各国で自閉症の研究・啓発活動が急速に進む中、自閉症啓発の思いを一つにして、毎年4月2日、一斉に青くライトアップするキャンペーン活動です。

ママさんエスコーター

このライトアップのことは知っている人も多いのでは?

ライト・イット・アップ・ブルー(Light It Up Blue)の起源は?

2010年に世界最大の自閉症支援団体Autism Speaksが始めました。

日本では、2011年にNPO法人あっとオーティズムが “ライト・イット・アップ・ブルーinJapan”をスタートしました。
東日本大震災が起きた当時、自閉症児や自閉症者とその家族の避難生活等の難しさが報道され、身近な地域における障害への理解の必要性が大きく取り上げられていました。

なぜブルー(青)?

世界自閉症啓発デーのシンボルカラーは、青色です。
青色は「希望癒しの色」といわれています。

自閉症の人とその家族にとって、心が癒され、落ち着いた生活を送ることができるように。そんな思いを込めたブルーを自閉症のテーマカラーに、さまざまなキャンペーンが広がり、今では世界45か国以上が国境を越え、自閉症の理解・啓発という一つの願いを込めてつながる、壮大な光のリレーが行われています。

日本では、東京タワーや東京スカイツリー、大阪通天閣、広島城天守閣、富士急ハイランド観覧車、札幌市時計台など、多くの場所でライトアップが行われています。

何を知るべきなの?

自閉症は、「常に自分の殻に閉じこもっている状態」と考えられたり、「親の育て方が冷たかったということが原因ではないか」と思われることがあります。
ですが、これは正しくありません。
自閉症の人たちの行動の意味や態度を理解し、支援の輪を広げていく必要があります。

自閉症、自閉症スペクトラム(ASD)の人への誤解

自閉症の人たちは、脳の発達の仕方の違いから

・他の人の気持ちや感情を理解すること
・言葉を適切に使うこと
・新しいことを学習すること
・一般的な「常識」と思われることを身につけること

などが苦手な場合があり、真面目に取り組んでいても、誤解されることがあります。

純粋なため、自分の感じたままに話したり、行動したりすることもあります。

また、感覚が過敏であったり記憶の能力がずば抜けている人もいます。

具体的にできること

自閉症の人には、会話が苦手な人が多くいます。写真などを添えて説明する、抽象的な表現をさけて、短い表現で話すことなどで、理解しやすくなります。

また、過敏で、人混みや大きな音、光といった刺激を苦手とする人が多くいます。このような刺激による不快感を増幅させないよう安心できる環境を調整して作ってあげてください。

新しい事や、いつもとやり方が違う時に、困って混乱することがあります。
また、「できない時」「間違っていた時」に叱って教えようとすると、本人が混乱して余計に理解できなくなったり、将来に悪影響を及ぼすこともあります。どうすればよいのか、正しい方法をできるだけ具体的に教えることを基本に、穏やかに根気よく接して、良い関係を作るようにしてください。

世界自閉症啓発デー、発達障害啓発週間に、オンラインイベントに参加しよう

毎年、4月2日の世界自閉症啓発デーには、オフラインでイベントが開催されていました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年以降は中止。
2022年もオンラインで、イベントが開催されます。
参考 世界自閉症啓発デー ONLINE 2021 - 輝く人・照らす人 -世界自閉症啓発デー公式サイト また、世界自閉症啓発デーのシンボルカラーの青色で、タイムラインを染め上げようというイベントが開催されます。

SNSで気軽に発信

東京タワーブルーイベントをはじめ、各地でライトアップが実施されます。
参考 ライトアップ施設一覧世界自閉症啓発デー公式サイト その様子や、青いもの、青色の服装をした写真をSNSで発信してみましょう。


ハッシュタグは、#世界自閉症啓発デー

また、以下のハッシュタグを使うと、Warm Blue実行委員会が公式FacebookTwitterでシェアをします。

#2021TT
#WB_2021
#MAZEKOZE
#LIBL

自閉症への理解が、誰もが幸せに暮らすことができる社会につながる

自閉症の人達は、脳の発達がアンバランスであることで、その行動が理解されず、偏見誤解をもたれることが多いです。
けれど、周囲の環境を整えたり、「良い所」を見つけるという接し方をすることで、症状や困りごとを緩和できる場合も多いです。

自閉症の人だけでなく、私たちは皆、それぞれに異なる感性と個性を持っています。
それを認め合い、互いに支え合うことができれば、誰もが幸せに暮らすことができる社会を実現できるでしょう。

この世界自閉症啓発デー、発達障害啓発週間をきっかけに、多様性を認め合える社会へ進んでいけたら素敵ですね。

ママさんエスコーター

まずは気軽にできることから始めていきましょう!