こんにちは。高橋美穂です。
あなたの子どもは『こだわり』が強いですか?
・一度言い出したら、絶対にそれじゃないとダメ!
・自分がやりたいことしかしない。
・あなたの「これをやってみたら?」なんてアドバイス、全く聞かない。
あなたは、そんな『こだわり』に付き合って、毎日大変だと思います。
でも、あなたを悩ませる、その『こだわり』、良いように考えてみませんか?
・自分の意思がある
・自分の気持ちを表現できる
・人に流されない
毎日子どもに振り回されているあなたは、
「そんなお気楽に考えられない」と、言うかもしれません。
でも、これって、本当なんです。
ある親子の例をあげます。(名前はすべて仮名です)
田中秀俊さんは、小さい頃からお母さん(良子さん)の言うことを
素直に聞く『よい子』でした。
良子さんは、看護師としてバリバリ働いていました。
けれど、高卒の良子さんは
「どれだけがんばっても、学歴が全て。
大学を出ていない私は、看護師長にはなれない。」
とよく言っていました。
自分の子どもには同じ苦労をさせたくない、と
子どもを優秀な大学に入れることを第一に子育てをしました。
『よい子』の秀俊さんは、良子さんの言うことを聞いてたくさん勉強しました。
その県で一番優秀な高校に進学しました。
けれど、優秀な大学にはなかなか受かりません。
6年浪人して、有名な国立大学に合格しましたが、
良子さんの納得する大学ではありませんでした。
秀俊さんは、合格した大学に進学・卒業し、今は一般企業に勤めています。
6年浪人させるために、親はかなりの教育費を支払っています。
けれど、秀俊さんはそのことに感謝していません。
むしろ、
「強い意志もなく6年遅れて入学したハンデは大きかった。」
「母親のせいで、自分の人生が狂った。」
と、今でも母親を恨んでいます。
こんなことになったら、悲劇ですよね。
何でも母親の言うことを聞いて、素直に従ってくれる子を見ると、
あなたは少しうらやましい気持ちになるかもしれません。
けれど、自分の意思を持たない子は、結局自分の人生を生きられず、
あなたを恨んで生きていくことになるかもしれません。
そう思うと、あなたの子どもが『しっかりしている子』のように見えてきませんか?
何でもそうですが、ものはとらえ方によって見え方が180度変わってきます。
長所と短所って、裏返しなんです。
ぜひこのことを学んで欲しいと思います。
良いようにとらえて、明るい未来を想像して生活していきましょう。
きっと、毎日が楽しくなりますよ。