こんにちは。ママさんエスコーターの高橋美穂です。
あなたは、子どもが何人いますか?
先日、Twitterでこんなツイートをしてみたら、かなり反響がありました。
「2人目は?」
「1人じゃかわいそう」
ズキッとすること言われれる。
色々言いたくなるかもしれないけれど、相手は深い事何も考えてない。
気にしない。気にしない。
2人目は?と聞かれて嫌な思いをするママは、実はたくさんいます。
イヤな思いをするのはもちろん、なんだか胸がざわつきますよね。
それってなぜでしょう?
あなたは、考えたことがあるでしょうか?
今回のこの内容を読めば、
・2人目に踏み切れない自分の気持ちに向き合うことができる
・心ない誰かの言葉に傷つかなくてすむ
・今の気持ちがいつまでも続くわけではないと知ることができる
・自分の行動に責任をもって、自分の人生を生きていける
こんなことが可能になるでしょう。
ママさんエスコーター
目次
2人目に踏み出す勇気がないのは、なぜか
2人目に踏み切る勇気が持てないママはたくさんいます。
いわゆる「2人目の壁」が存在します。
その理由をみていきましょう。
①ワンオペで、自信がない
特にワンオペ、1人で育児をしている場合は、目の前の子どものお世話だけでも大変です。
毎日疲れてヘトヘトな状況です。
「これ以上子どもが増えて、子育てをやっていけるか自信がない」
と思うママがいて当然かもしれません。
②高齢出産
晩婚化が進んでいることにより、1人目を産む年齢も上がってきています。
1人目がすでに高齢出産だった場合、2人目を妊娠する場合は、より高齢になっています。
1人目を育てながら不妊治療を行うのは、時間的にも経済的にも難しくなってきます。
③仕事との両立
子どもが1人いるだけでも、仕事を続けて行くのは大変です。
仕事から帰ってきてから、家事・育児をして、毎日が戦いです。
子どもが増えると、当然その負担は増えますし、仕事を休む回数も増えるでしょう。
復職後を想像して、「2人目は、難しいのでは?」と考えるママも多いです。
また、仕事のキャリアを考えて、再び産休・育休を取ることに躊躇する場合もあります。
④夫婦間の温度差
ママは早く2人目が欲しい!と思っていても、パパは「まだ早いんじゃない?」「子どもは1人でいいんじゃない?」と考えていたりして、
夫婦の考えに差がある場合があります。
また、1人目の出産後、育児をしない夫に対して産後クライシス(パートナーへの愛情が激減する)状態になっている場合があります。
セックスレスにより、なかなか2人目に踏み出せないという夫婦もいます。
⑤経済的理由
子どもを育てるには、お金がかかります。
1人の子を育てている今でも、経済的に苦しければ、子どもが増えるとより厳しくなってきます。
2人の子どもの生活費・教育費などを考えて、難しいと感じる夫婦もいます。
⑥障害のある子が生まれるかもしれない
すでに障害のある子を育てている夫婦は、より「2人目」への思いが複雑です。
どんな夫婦でも、「健康な赤ちゃん」が生まれる保証はありません。
けれど、既に障害のある子を育てている場合、
もしかして、また障害のある子が産まれるのでは…
という思いが強いです。
これ以上、手のかかる子が増えたら、生活をやっていけるのだろうか、という不安が出てきます。
また、将来、障害のある上の子の面倒を見させることになってしまう、という心配もあります。
「2人目は?」「1人じゃかわいそう」と言う人の心理
「2人目」については、夫婦間のとてもデリケートな問題です。
そうしたことに意見してくる人たちは、どんな思いで「2人目は?」と聞いてくるのでしょう?
真剣にあなたの家庭を心配して?
あなたの子どもの将来のことを考えて?
社会の人口増加を願って?
いいえ、違います。
『自分は〇人産んだから』程度の考えで、しかも、あなたが傷つくなんて思ってもいません。
相手は、あいさつ代わりに発言しているだけなのです。
だから、あなたはそんな人の言う事をいちいち、真に受ける必要はありません。
スルーして大丈夫です!
自信がない、勇気がない、そんな今の気持ちは変化しうる
今、小さな子のお世話で毎日がいっぱいいっぱいのあなたは、なかなか「2人目」を考えられないかもしれません。
そして、「また、障害のある子が生まれるかもしれない…」と思って、2人目に踏み切れないあなた。
他人の「2人目は?」なんて言葉は、気にしなくていいです。
あなたが、目の前の子をしっかり育てていこう、と思っているならそれでいいじゃないですか!
子どもを一人授かる、というのは奇跡で、本当に幸せなことです。
ある日、考えが変わることもある
でも、もしかしたら、「2人目を産もう!」と勇気を持てる日がくるかもしれません。
実際、私がそうでした。
1人目の育児が大変で、
「これ以上、子どもが増えたら絶対やっていけない!」
「私には無理!」
「一人っ子、上等!」
そんな風に思っていました。
でも、ある日ふと
ママさんエスコーター
と思ったのです。
そして、今2人の子を育てています。
これは理屈では説明できません。
きっと、こんな風に思うママは他にもいると思います。
障害のある子を持ちながら、4人目の出産を決めた母親
私がよく一緒に勉強会をする田村まりさん。
田村さんは、長男が発達障害、次男がダウン症、三男が発達グレーゾーンです。
先日4人目を出産されました!(おめでとうございます!)
3人目、4人目妊娠中に
と、よく聞かれたそうです。
これに対する田村さんの返事は、
田村さん
冗談半分、本気半分の言葉だそうす。
強いですよね!
でも、はじめからこんなに強くはなかったといいます。
「障がいのある子どもがいるのに、また障がいのある子どもを産んでしまった・・・。」
私が、ダウン症の次男を産んだ時に、こう思いました。
で、何が一番不安だったかというと、
「2人も障がい児を育てられない!」という不安だったんです。
長男が発達障がい、次男がダウン症、そんな事よりも、
「私には無理!絶対に育てられない!!!」
この想いの方が強かったように思います。
で、そこから、どんどん産後鬱になっていく
約2年間の「鬱」を乗り越えて、今の田村さんの思いは…
たとえ、発達障がいがあっても、どーんとこい!
大丈夫!あなたが発達障がいであっても、ママはしっかり育てるよ。
やってやろうじゃないの!
田村さん
鬱にまでなり、落ち込んだ田村さんが、ここまで思えるようになったのには、たくさんの出来事、経験を経てのことだと思います。
しかし、「人の気持ちは変わるもの」ということは言えますよね。
どうするべきかは、自分でしか決められない
私は、「田村さんの様に勇気を出して、2人目、3人目に踏み出して下さい!」なんて言っていません。
あなたに聞きたいのは、田村さんの様に
ママさんエスコーター
ということです。
今、2人目を迷っているあなた。
どうしていいか、わからないあなた。
たくさん考えて下さい。
そして、色んな意見も聞いてみて下さい。
下のYouTubeもぜひ、参考にして下さい。
そして、あなたの答えを出してみて下さい。
自分の答えを出して、自分が責任をとる
誰かに
「2人目産んだ方がいいよ」
と言われたから産もうかな。
「目の前の子だけで大変なんだから、2人目はやめておきなさい」
と親に言われたからやめておこうかな。
そこに、あなたの意志はあるのでしょうか?
他人にアドバイスをもらうことは大事です。
でも、そのアドバイスを受けて行動した結果は、あなたが責任をとることになります。
当たり前のことですが、それをわかっていない人もいます。
・私のせいじゃない
・あの時、そう言われたから
・あなたが言ったんだから、責任とって
こんな考え方でいたら、「2人目」の問題以外でも、日常生活でも困ることが増えてくるでしょう。
責任転嫁したり、人に依存せず、自分の考えで前に進んでいきましょう!
まとめ
2人目、3人目を産むのを悩むママは多いです。
その理由もたくさんあります。
けれど、すでに障害を持っている子を育てるママは、
「また次の子も障害を持っていたら…」
「今の子で手一杯だから…」
こんな不安を持っている場合が多いです。
周りの「2人目は?」なんて言葉は、言っている本人に『相手を傷つけている』自覚はありません。
あいさつ代わりに軽い気持ちで言っているだけなので、そんな言葉はスルーしていきましょう。
2人目、3人目を産むのか、産まないのか。
それは、たくさんの意見を聞いて参考にして、最後はあなたが決めることです。
あなたしか責任がとれないことです。
もし、あなたが今
「2人目なんて無理」
と思っているなら、目の前の1人の子をしっかり育てていけばそれでいいのです。
無いものを数えるより、今あるものを大事にしていきましょう。
そして、今後気持ちに変化が出てくる可能性もあります。
気持ちが変化してきたら、またその時に考え直せばそれでいいのです。
大切なのは、あなたの今の気持ち。そして希望です!
ママさんエスコーター
動画と音声で解説
YouTube
ママさんエスコーター
stand.fm(音声)
ママさんエスコーター