迷惑をかけながら、堂々と生きる!

こんにちは。高橋美穂です。

あなたは、子育てをしていると、辛いと感じることがありませんか?

どんな子育てをしていても、誰しも感じることだと思います。

発達障害や特性のある子なら、その頻度は多くなってくるでしょう。

あるお母さんからのメールをご紹介します。(内容は少し変更しています)

私の子どもは、学校に行きたくない、ということが多いです。

学校の担任の先生、支援学級の先生とよく話をさせていただいています。

休む日を事前に決めて、無理せずに登校させてもらうなど、

色々配慮していただいています。

子どもは、習い事(グループでの絵画教室)をしているのですが、

先生には、子どもの特性を理解してもらったうえで、現在も続けています。

最近、その習い事でも、

「帰りたい。」

「お母さんと一緒がいい。」

など言うようになりました。

これ以上迷惑をかけてはいけない、と辞める旨を習い事の先生に伝えました。

すると、

「お母さんも一緒に来ていただいていいですよ。

周りの子も、そう言っています。」

とお返事をいただきました。

本当にうれしくて、涙が出ました。

そして同時に、こんなに人に迷惑をかけて、申し訳ないと感じてしまいます。

これから先も、こんな思いをしていくかと思うと気が重いです。

あなたはこんな思いしたことはありませんか?

周りの人に理解されず、きつく対応されると辛い

けれど、自分たちに対してとても優しく、

特別な対応をとってもらえると、今度は申し訳なくて辛い

どんなときも肩身の狭い思いをして生活しなければいけないような

気持ちになります。

でも、「迷惑をかけないで生きている人」っていますか?

若く健康でいる人は、『今は』、周りに迷惑をかけていないかもしれません。

けれど、どれだけ健康であっても、いつかは老います。

死んでいきます。

いつか、誰かに手を貸してもらわなければいけない時がきます。

単純に老いるだけでなく、ケガや病気で、

ある日突然、体が不自由になる日が来るかもしれません。

誰だって、誰かに迷惑をかけながら生きていくのです。

だから、支え合うのです。

今助けられていて、すぐに恩返しはできません。

あなたが何年後、何十年後、子育てが落ち着いてから、

・小学校の登下校の見守りをする。

・子育て支援事業に参加する

・地域のボランティアに参加する

などをして、返せばいいのです。

時が過ぎても、今度は介護の問題が出てきたり、

あなたの体調がすぐれなくて、恩返しできないこともあるでしょう。

それでも、あなたやあなたの子どもが、生きていればそれでいいのです。

あなたやあなたの子どもに親切にしてくれる人に対して、

感謝しながら、堂々と生きればいい。

そのなかで、あなたが誰かのためにできることが1つでもあれば、

それは進んでしましょう。

誰かの役に立つ。

ひとに迷惑をかけない。

そういう思いを持って生きるのもいいかもしれません。

でも、誰かのために、「価値のある生き方をする」ことよりも

生き抜くことに価値がある

私は、そう思います

正々堂々と、生き抜きましょう!