発達障害の子の「面倒くさい」を減らし、自立心を育てる生活のコツ

あなたの子供は、自分で自分のことができますか?

いつまでも
「お母さんやって!」
が続いていないでしょうか?

また、何でも
「面倒くさい!」
と言って動こうとしない
ということは、ないですか?

もしかしたら、それ
あなたの間違った家事の効率化のせいかもしれません。

・よく癇癪を起こす
指示が通りにくい
不器用で、親の手助けが必要

こんな発達凸凹ちゃんを育てていたら、
どれだけ時間があっても足りません!
だから、家事を工夫することは大事ですが、
間違った効率化に走らないよう注意してほしいと思います。

・家事は「お母さんの仕事」と思わず、自分も家事をする子
・「面倒くさい」とダラダラせず、生活に必要な行動ができる子
・自分のモノの管理、整理整頓ができる子(自立心のある子)

こんな子に育てたいと思うあなたは、
しっかり読んで、すぐに実践してください。

目の前の「効率」よりも、将来の子供の自立を優先して
今の行動を変えてみて下さい。

ママさんエスコーター

子供が小学校に入って、おもちゃや勉強道具の片付けに悩んでいるあなたは必見です!

便利だからと下着を洗面所に置いていませんか?

お風呂から出てすぐに、子供に服を着せたい。
そう思って、洗面所に子供の下着やパジャマを置いていませんか?

確かに、2階のタンスまで取りに行くのは
少し時間がかかるかもしれません。

でも、ここを時間短縮するために、
洗面所に下着やパジャマを置くのはやめてください!

お風呂に入る前には、
タンスまで行って下着やパジャマを取ってくる。
この行動をすることがとても大切なんです。

洗面所に下着を置いてはいけない理由

洗面所に下着やパジャマを置くのがダメな理由は、
「衣類が湿気やすい」といった
そんな物理的な理由ではありません。
もっと深い理由があります。

理由(1)当たり前の行動さえ「面倒」になってくる

洗面所に子供の下着やパジャマを置いておけば、
子供はタンスの置いている2階に上がる必要はありません。

全てが1階で完結します。
すると、子供は寝る時以外2階にあがりません。

マンションや平屋だとしても、
リビングで全てが完結すると、
隣の部屋に行くのもおっくうになって、
自分の部屋に行かなくなるのです。

つまり「面倒」が多くなるのです。

高齢で足腰が弱っている人なら
家の中の移動も大変なのかもしれませんが、
日中、元気に走り回っている子供が

「2階に行くのが面倒」
「自分の部屋に行きたくない」
「荷物を運びたくない」

なんて言い出すのは、ちょっと問題です。

小学生になって、2階に自分の部屋が用意されても
めったに行かない場所なので
子供部屋に行くのが「怖い」と言い出したりして
寄り付かなくなります。

理由(2)自分のモノを自分の部屋で管理する力が身につかない

家族の下着を洗面所に置くのと同様、
学校の勉強道具を全てリビングに置いてしまうのも、
問題があります。

確かに、手の届く範囲に
子供の勉強道具を置いておけば
楽かもしれません。

けれど、それをすると
リビングにはモノがあふれます

散らかったリビングを片付けるのは
多くの場合、母親です。

母親が、ついつい
リビングに置かれた子供の勉強道具や
おもちゃなども片付けることになります。

親は、片付けに追われますし、
子供は
「片付けは親がするもの」
という認識を持ってしまいます。

反抗期を迎える前に
早く子供のモノは、子供部屋に移動し
自分で自分のモノを管理していける、自立心を育てましょう。

リビング学習をさせたいなら、
自分の部屋から勉強道具を持って来て
リビングで勉強すればいいんです。

理由(3)恥じらいを教える必要がある

洗面所は、来客や親戚も使う場です。
そこに、家族の下着を置いておくと
他人に見られる可能性があります。
これは、避けたいことですよね。

また、子供の性別が違うときに
男女の下着を同じ場所に置いておくもの
性教育の面からも、よくありません。

やはり、自分の下着は
自分の収納場所に置いておくのがいいです。

子供は自分のモノを自分で管理できるようになる

2階であれ、隣の部屋であれ、
親が子供部屋(スペース)を用意すれば
子供は、自分のモノを自分で管理するようになります。

洗濯ものが乾いたら、自分でタンスに入れる。

お風呂の前には、自分でタンスから
下着とパジャマを持ってくる。

こうしたことを、「面倒」とは言わず、
当たり前のこととして毎日するようになります。

というか、生活するとは、
こういうことではないでしょうか?

もちろん、「しなさい」といって
すぐにできることではありません。

スモールステップ
一緒にしていくのが親の役目です。

時には、子供部屋が汚くなったり
なくし物をすることもあるでしょう。

でも、そのたびに

「どうしたらキレイを保てるのか」
「なくさないためには、どうやって片付けたらいいのか」
何を捨てて、何も持っておくのか」

ということを親子で考えることが
子供の成長、自立につながります

この過程をせず、便利だからと
リビングに子供のモノを全て置いていると

「なくなったのは、お母さんのせいだ」
「片付けは自分がすることじゃない」
「どれもこれも、使うから捨てたくない」

こんなことを言い出すようになります。

反抗期を過ぎると、手がつけられなくなる可能性もあります。

まだ素直な今のうちに、
子供部屋(スペース)を与えて、
「自分のモノは自分で管理する」という
練習を始めてください。
それが自立心を育てることになります。

便利さだけを求めない!安藤英子さんの解説を見てみて下さい

「美しい暮らしの空間プロデューサー」である安藤英子さんが、
便利さだけを求めた収納はおススメしていません、と
YouTubeで解説されています。

すごくわかりやすいので、
ぜひ見てみて下さい。


今、目の前の「効率」を優先すると痛い目にあいます

小さい子との生活はバタバタです。
発達凸凹ちゃんの身の回りのことをするだけで
一日があっという間に過ぎます。

少しでも、家事を効率化したい。
こういう気持で、家事を考え直すことはとても大切です。

その工夫の仕方は、
無料メール講座でもお伝えしているので
ぜひ参考にしてください。

けれど、

・下着を洗面所に置く
・子供の勉強道具やおもちゃを全てリビングに置く

といったことをすると
生活していく上で当たり前にする行動を
子供は「面倒」と言うようになります。

また、せっかく2階に
子供部屋を用意していても
行くことが全くないので、「怖い」と言って
自分の部屋なのに、行けなくなってしまう子もいます。

あなたは、自分の子供に
家の中くらいササっと移動して、
必要な物をとってきて、また片付ける。
という生活するうえで当たり前の行動
できるようになってほしくないですか?

洗面所やリビングに家族全員のモノを置き、
母親が管理することが続けば

「なくなったのは、お母さんのせいだ」
「片付けは自分がすることじゃない」
「どれもこれも、使うから捨てたくない

といったことを言い出します。

反抗期を過ぎてから、
「自分で片付けなさい!」
と教えるのは、本当に大変です。
(親の言うことを聞きません)

素直な幼少期の今のうちに
自分のモノは自分で管理する練習を始め、
子供の自立心を育てていきましょう。

ママさんエスコーター

リビングから子供のモノがなくなると、親の片付けもすごく楽になりますよ!