発達障害の子供への「褒め方」 みんなの褒め言葉集

発達障害の子供への「褒め方」 みんなの褒め言葉集

あなたは、子どもを褒めていますか?
褒めることが良い、というのはなんとなくわかっていても、なかなか難しい

  • うちの子は、褒めたくなるようなことをしません
  • 褒めたくても、どうしたらいいのかわかりません
  • わざとらしくなって、うまくいきません
  • 何を言っていいのかわかりません

こんなあなたに、まずは「褒め言葉」を知って欲しいです。
たくさんの言葉を知れば、きっと『褒めるチャンス』は増えるはすです。

ママさんエスコーター

私が運営するオンラインコミュニティのメンバーから出た、たくさんの褒め言葉を集めてみました。今日から使ってみてくださいね!

すぐに出てくる褒め言葉

子どもが何かできたり、いつもより上手にできたときは、すぐにこんな言葉が出てきますよね。

達成感を表現

えらいね・すごい・やったね
カッコいい!・上手だね・なかなかやるね
立派だね・あこがれるよ・素敵

OK、あっているよを伝える

いいね・できたね・正解
花丸!・ナイス・グッド
ばっちりだね・そうだよ
それは大事だね・よく気付けたね
いい気づきだね・それでいこう
わかってるね・できてるよ
大丈夫だよ・そうなんだよね
その調子・いい感じ・絶好調だね
うん、うん・よし、よし

ママ

ヒューヒューだよ!

子どもを評価してあげる褒め言葉

子どもの様子をじっくり見ていくと、こんな言葉もでてきます。
きっと、子どもは背筋が伸びるような、誇らしい気分になれます!

期待を超えた

さすがだね
さすが年長さん
簡単にするね
まさか!
驚いた
感心した
職人技だね
お母さんの期待を超えたよ
お母さんも知らなかったのに
どんだけ~(笑)

本人を肯定する

○○しかできないことだね
○○だから余裕だね
○○らしいね
○○らしくて好き
がんばってたもんね
優しいね
さすがお母さんの子どもだね
○○のこと誇らしいよ

成長を認める

上手になったね
もうできるようになったんだね
前はできなかったのにすごい
いつの間にできるようになったの!?

気づかない褒め言葉

「褒め言葉」と意識しなくても、今の子どもの様子をそのまま口にしてあげたり、
あなたの気持ちを伝えるだけで、十分、褒め言葉になります。

現在の様子を中継

集中しているね・そのままでいいよ
ニコニコだね・笑顔がいいね
そうなんだね・はやいね
良い顔してるね・納得できるね
ナイスアイデア!・ナイスチャレンジ!
楽しいね・明るくなれるよ
うれしいね・頼もしいね
進んで片付けてくれたんだね
びっくりだね・すがすがしい
そういう言葉、あたたかいね

お母さんの気持ち

大好きだよ
がんばったこと知ってるよ
お疲れさま・信じているよ
愛しているよ・見てたよ
ありがとう・うれしい
笑顔になれるよ・感動したよ
お母さんも納得できるよ
わかった・よかった
工夫がよくわかるよ
元気になれた・どうやったの?
お母さんにも教えて
また頼むね・もっと聞かせて
まねしていい?
お母さんもそう思う
お母さんも見習うよ
お母さんもやってみたいな

やっぱりあなたに頼んでよかった!

お母さん

こうした言葉には、子どもの
「嬉しい!」「ありがとう!」
という見返りを求めなくてすむメリットがあります。

小さい頃は、褒めれば子どもは「わーい!」と喜んでくれますが、
子どもが小学校高学年になってくると、それほど反応がありません。

それでも褒め続けるためには、見返りを求めない、
ただ目の前の様子を実況したり、あなたの気持ちを表現するという方法がとても有効です。

嬉しい気持ちを倍増させる褒め言葉

子どもをもっと高く評価してあげる方法があります!
それは、「そこにいない他者」を登場させること。
目の前のあなた以外の誰かにも褒めてもらえる、というのは、すごく気分のいいことです。

他者(お父さん、親戚)を出す

○○も喜んでいたよ
○○も上手って言ってたよ
○○にも教えてあげて
○○にも褒めてもらわないとね
○○にも言っておくよ
○○が感謝していたよ

あなたも、ママ友に
「○○さんから聞いたよ。お菓子作りが上手なんでしょ?」
て言われたら嬉しくないですか?
かげで、こそっと褒められるのは、とっても嬉しい事なんです!

言葉以外で、褒めるを表現する

言葉だけが”褒める”ではないです。

行動で

ハイタッチ
拍手
抱きしめる
握手

小さな子は、あなたとのスキンシップがとても好きです。
あなたにぎゅっと抱きしめてもらえたら、言葉はいらない時もあります。

また、ハイタッチは、「音」も出るので、とても有効です。
これを習慣にしておくと、思春期にも役立ちます。
親とあまり言葉のやりとりをしたがらない年齢になったとき、
ハイタッチだけでコミュニケーションがとれる、という利点があります。

まとめ

褒めるは、「やったね」「えらいね」「すごいね」のような言葉だけではありません。
どんな言葉が”褒める”なのかわからなくなったら、子どもの様子を実況中継してみてください。
子どもの様子をそのまま伝えるだけで、十分褒めていることになります!
子どもの様子を実況中継する褒め方は、
子どもの「わーい!」という見返りを求めずに、淡々と褒め続けることができます。

また、「お父さんもすごいね、って言ってたよ」など、他者を出して褒めるのも、効果があります。
抱きしめたり、ハイタッチをするなど、スキンシップをとることも、”褒める”に含まれます。

「たくさん褒めないと!」と堅苦しく考えず、ただ目の前の子どもの様子を口にしていく。
そんなことを心掛けてみて下さいね。