こんにちは。ママさんエスコーターの高橋美穂です。
仕事から帰ってきた夫に
夫
なんて言われたら、あなたならどう答えますか?
育児中の芸能人は、子どもがたくさんいても、きれいな部屋、何品も並べられた素敵な食卓の写真をインスタグラムなどにあげています。
家のことすらしっかりできない自分は、劣っている?
もっと頑張らないといけない?
そんな風に思っているあなたに、自分のことを客観的に見て欲しい。
そして、あなたのパートナーにも知って欲しいと思います。
・育児と家事の両立は、何が大変なのか
・負担を減らすために、夫とどのように分担していけばいいのか
・家事や子育ては、どうすれば効率的に、そして時短できるのか?
・家事代行をなかなか利用しようと思えないのはなぜ?
といったことをお伝えしています。
ママさんエスコーター
夫婦で家事について考え、対策を講じれば、きっと毎日の生活に余裕を生み出すことができます。
ぜひ、パートナーと一緒に読んでみて下さい。
目次
育児と家事の両立って大変!できない!その理由は?
育児と家事。つまり、子どもをみながら、掃除や洗濯などの家のことをする。
文字にすれば、このように一行で書けます。
毎日、朝早くから終電まで懸命に働いている夫からしたら、
夫
と言いたいかもしれません。
では、なぜ子育て中のお母さんは、それがうまくできないのでしょうか?
母親は家事だけをしているわけじゃない
例えば朝。
起きてすぐに洗濯機をまわし、ご飯を準備します。
でも、そこで子どもが起きて来て、泣いたり不満を言ってきます。
お母さんは手を止めて、子どもを泣き止ませたりした後、着替えさせて、ご飯を食べさせます。
でも、子どもって素直に食べないです。
こぼす、よごす、嫌いな物は残す…。
お母さんはそれを片付けて、最後まで食べるように促す。すると、また子どもの機嫌が悪くなったり、立ち歩いたり…。
そんなことをしていたら、自分のご飯なんてゆっくり食べられないし、トイレに行く暇さえありません。
母親は、無限ループの中にいる
つまり、
家事をする → 子どもがぐずるので家事中断 → 子どもをあやす →
家事再開 → 子どもがぐずるので家事中断 → 子どもをあやす →
家事再開…
の無限ループです。
また、やっと何か家事ができる、と思って作業している傍ら、子どもはおもちゃを出すし、落書きもする…。
だから、どんどん家の中は荒れていきます。
『何をしていても子どもにインターセプト(邪魔)されて、思い通りに動けない。』
これが、お母さんが一日家にいるのに、家事が進まない大きな理由です。
赤ちゃんがいたり、兄弟がたくさんいたら、もっとお母さんは家事どころではなくなります。
家の中が片付いていない、夕飯の支度ができていないのは、不思議なことではなくて、普通のことです!
ママさんエスコーター
旦那にイライラ!一緒に子育てするなら、家事分担を考えよう
赤ちゃんが産まれて、初めての育児を経験しているKさん。
Kさんは、夜は数時間ごとに起きています。
朝になっても、頭はぼーっとしていますし、ずっとパジャマ姿でいることもあります。
夫に頼みたいけれど、頼めない
「できれば、夫に頼みたい。」
そうは思っても、いつも遅くまで頑張って働いてくれている夫には言い出せない。
平日は疲れているだろうから、何もお願いできない。
休日はゆっくり休んでもらいたい。
…結局、毎日ひとりで頑張るしかありません。
いつか、限界を迎える
けれど、ある休日のことです。
Kさんは泣いている赤ちゃんをあやしていました。
昼前にゆっくり起きてきた夫が、テレビを見ながら言いました。
夫
その言葉にKさんがブチ切れました!
私が今、何してるかわかってるの!!
Kさん
Kさんは、朝起きてから家事をして、赤ちゃんにミルクをあげ、オムツを替えたりとお世話ばかりで、ご飯なんて食べていません。
夫が家事や子育てをしてくれないことへの、今までのイライラが大爆発してしまったのです。
言わないと、気持ちは伝わらない
Kさんの夫は、そのときになって初めて、Kさんが限界を迎えていることに気づきました。
夫は決して、Kさんひとりに全てを押し付けようなんて思っていませんでした。
できれば子どものこと、家の事をしたい。
でも、あやすのが下手な自分より、奥さんがあやした方が絶対に泣き止むし、料理も掃除も自分が立ち入るべきではないのかな。
こんな思いがありました。
つまり、
夫
これが本音です。
母親の認識不足かも??
どれだけ手際の良い女性でも、家事と育児を全て一人で担うのは無理です。
この認識は、男性よりも女性が先に持つべきなのかもしれません。
女性が『家事や育児は、一人でできるものだ』と思っているから、
自分ががんばってやりとげないと!
という思考になるのでしょう。
夫と妻がいるなら、2人で家事や育児の分担をするべきなのです。
我慢し続けると心身ともに悪いですし、Kさん夫婦のように、実は協力したかった夫の意見もきけないまま過ごしていることになります。
まず、するべきことは?
二人で家事・育児をやっていくために、まずは現状を確認しましょう。
家事・育児の内容をずらーっと書き出して行きます。
洗濯、掃除などはもちろん、保育園への連絡帳の記入など細かいことも全てです。
それを見て1つ1つ、「妻がしているもの」、「夫がしているもの」に分けていきます。
この作業を行えば、きっと夫は、妻がいかに多くのことをしているかがわかるでしょう。
妻が、
少しは手伝って欲しい!
こんな言葉を何回言うよりも、この育児・家事一覧を作って見せることの方が有効です。
そして夫は、妻の仕事量を見れば、自分のできることをできるだけ多くしたいと思うようになるはずです。
この作業の後に、今後夫婦のどちらが、どの家事・育児の作業を行うかを考えていきます。
もちろん、交代で行うものもあるでしょうから、そのことも決めます。
これで、お互い自分のすることが明確になりますので、「自分だけが」「自分の方が」なんて思うこともなくなってくるでしょう。
また、子どもの成長によって子どものお世話自体が変わってくるので、定期的な見直しをしなければいけません。
この定期的な見直しは、夫婦の会話のきっかけになりますし、お互いの気持ちを確認できる機会にもなります。
夫婦の大切な時間にして下さい。
育児と家事の効率化、時短ってどうすればいいの?
夫婦二人で分担しても、やはり育児と家事は大変です。
育児と家事をうまくやっていく、それにかける時間を減らしていかないと、毎日がまわりません。
つまり、効率化と時短です。
ここでは、
- 減らせる家事を考える
- 家事動線を考える
- 料理の工夫
について説明していきます。
減らせる家事を考える
やることがたくさんあって大変なのなら、まずはやるべきことを減らすこと!
もし、家事の量を劇的に減らすことができれば「家事は楽だ!」と言い切れますよね。
では、今やっていることを考えてみましょう。
それって本当にしなければいけないのでしょうか?
洗濯物は干さない
毎朝、忙しい時間帯に洗濯機を回し、ベランダまで干しに行く。
天気が悪ければ、そのとこに頭を抱え、しぶしぶ部屋干しをする。
そんなことしていませんか?
これからは、乾燥機を使いましょう。
そうすれば天気だけでなく、洗濯する時間にも縛られることがなくなります。
また、洗濯物をベランダまで運んで、干して、また取り込む…、という行動が必要なくなります。
掃除はロボット掃除機に任せる
掃除機を引っ張り出してきて、子どものことを気にしながら、部屋から部屋へ掃除機をかける、って結構な労力を必要とします。
なぜなら、子どもをリビングに残して隣の部屋に行くとなると、子どもから少しの間ですが目を離すことになります。
安全にしているか、ちょくちょく見に行きながらの作業になりますし、だからといって、おんぶをして家じゅうを掃除するのも、かなり体力を消耗します。
けれど、そんなに心身共に苦労しながら、あなたが掃除機をかける必要ってあるのでしょうか?
ロボット掃除機を使えば、公園や買い物に出かけるときに、スイッチを入れれば、あなたが家にいない時間に掃除をすることができますよね。
掃除に時間をかける必要もなくなります。
洗濯物を干す、掃除機をかけるなど、今まで「やって当たり前」だったものをなくしてみましょう。
そうすれば、ずいぶん精神的にも時間的にも余裕が生まれるはずです。
家事動線を考える
「家事動線」とは、家事をする際に移動する経路のことです。
朝や夕方は、料理をしながら洗濯、そして子どもの世話を同時にしなければいけません。
その間に、キッチンや洗面室、リビングを何回も行ったり来たりすることになれば、かなりの労力を消費します。
この経路の無駄をなくすためには、キッチン、リビング、洗面室の位置を変更できればとてもよいのですが、今からリフォームするなどは、非現実的だと思います。
リフォームなどしなくても、家事動線を短くすることはできます。
それは、収納の場所です。
物は『使う場所に収納する』
これが基本です。
洗濯物
洗面室に洗濯機を置いているなら、洗濯物を洗面室に収納する。
もしくは洗面室近くの部屋に収納しましょう。
もし洗面室が1階、洗濯物を収納するタンスが2階にあれば…、階段を昇ったり降りたりする必要が出てくるので、かなり移動距離が長くなってしまうからです。
掃除機
子どもがリビングでお菓子をこぼしてしまった。
そんなときに、掃除機をリビング以外部屋に収納していたら、出してくるだけでも面倒です。
そして、コードを引っ張って、コンセントにさして…。
あなたがその行動をしている間に、子どもは次のいたずらを始めてしまいます。
できれば、リビングにコードレス掃除機を置いておきたいところです。
料理の工夫
毎日3食、1からしっかり作っていては、どれだけ時間があっても足りません。
料理で、時短が出来ればかなり楽になります。
①作り置きをする
1週間のうち、時間のある日に保存のきく料理を作っておく。
もしくは、野菜をカットしておいて、冷凍保存する。肉や魚などは、買ってきたときに下味をつけて、冷蔵・冷凍しておきます。
そうすれば、夕方の忙しい時間帯の料理時間を短縮することができます。
②カット済み野菜を使用する
切る時間を省くことができます。
また、1つの袋にたくさんの種類のカット済み野菜が入っている物なら、残ることもありません。
無駄に野菜を買わずに済み、フードロスも防げますし、お金の節約にもなります。
③自動調理器(ホトックック、スロークッカーなど)を使う
野菜や肉、調味料を入れた後はスイッチ一つで調理を任せられます。
タイマー機能などを使えば、子どもがお昼寝しているときや時間に余裕のあるときにセットしておくことができます。
④食材宅配サービスを利用する
食品をスーパーに買いに行くのも、結構大変です。
時間もかかりますし、小さな子どもを連れての買い物はかなりの負担です。
毎日、使う分だけの食材が届くと、その負担を減らせます。
⑤簡単料理を覚えるor献立検索サイトを活用する
子どもが小さくて、料理に時間を割けない期間は、手間のかかる料理を毎日作ろうとするのは、困難です。
たくさん簡単料理、手抜き料理を覚えましょう。
また、自分料理方法を勉強せずとも、クックパッドなど検索サイトはたくさんあるので、スマホなどで調べて、自分にあった料理を見つけましょう。
あなたが料理が得意なのか、不得意なのかによって、どのような工夫をしていくかは大きく異なってくると思います。
あなたに合った方法を取り入れれば、毎日の生活にかなりの余裕が生まれてくるでしょう。
ママさんエスコーター
家事代行を利用して、子育ての疲れを軽減させよう
家事を減らし、効率的に時短して夫婦で分担して取り組んでも、やはりしんどいときがあります。
作り置きをしておけば、他の日が楽になるけれど、その作り置きをする時間がない!
がんばれば、掃除もできなくはないけれど、いつも必死で気持ちが疲弊していく…。
そんな時は家事代行を利用してみましょう。
でも、なかなか利用できない人が多いのも事実です。
その大きな理由は、
- 料金がかかる
- 自宅に他人を入れる抵抗感
の2つではないでしょうか?
料金がかかるという壁
もちろん、家事代行を利用すれば料金はかかります。
誰もが無尽蔵に料金を掛けられるわけではありませんし、大金をそこに投入することがよいことでもありません。
あなたの家庭にとって適正な利用となるように、まずは予算を決めましょう。
1か月、どれだけ家事代行に費用を掛けられるのかを夫婦で相談し、その予算をもとに、家事代行を何時間頼むのか、何を頼むのかを決めましょう。
そして毎週、毎月、必ず家事代行を利用しなければいけないということもありません。
家計の余裕のある月だけ利用する、数か月に1回利用する、というのもアリだと思います。
また、民間の家事代行サービスは割高に感じる場合は、シルバー派遣人材サービスを利用すると、大幅に費用を抑えることができるでしょう。
自宅に他人を入れたくないという壁
「汚い家の中をみられたら恥ずかしい…。」そんな思いを持つ人もいると思います。
けれど、家事代行のスタッフは、仕事として行っていることですので、家の中が汚いなど、そんなことは気にされないでしょう。
加えて、スタッフの方はプライバシーに関してなど研修をしっかり受けておられるでしょう。
失礼な態度のスタッフを派遣すれば、すぐに会社の信用問題につながりますので、どの会社もその部分については慎重になっていることです。
それでもやっぱり、「どんな人が来るんだろう?」と心配になりますよね。
そんな場合は、依頼時や、問い合わせ時に「どんな方が来られますか?」と聞いてみましょう。
きっと、詳細を教えていただけるでしょう。
また、最近ではそういった不安を解消するために、「スタッフ紹介ページ」を会社のサイトに用意しているところもあります。
どんな依頼を受けて、どんな内容の仕事をしたのか、ブログのようなものをのせているところもありますので、それを参考にしてみるのもいいかもしれません。
一度、体験してみよう
家事代行サービスの利用に際して、不安や抵抗感があるかもしれませんが、まず1回利用してどんなものかを体験することをお勧めします。
初回サービスとして価格を抑えている家事代行サービスもありますので、ぜひそれを利用してみて下さい。
きっとそこで生まれる時間のありがたさを感じられると思います。
まとめ
家事と育児は、子どもがいれば、どの家庭でもやっていることです。
だから、できて当たり前のように思えますが、事実は違います。
小さな子からは目を離せませんし、常に汚したり、こぼしたり、ぐずったり…。
そんな子の世話をしながら、家事を完璧にするのは不可能ですし、育児と家事を母親一人でするのも無理です。
夫婦でしっかり話し合い、分担していきましょう。
加えて、家事の負担を減らすために、家事内容の効率化、時短をすることはとても大切な事です。
そして、夫婦でがんばって家事育児をやり切ることも素晴らしいですが、時には家事代行サービスの利用も考えていきましょう。
家事に追われて、夫婦間がギスギスする、子どもの相手をしてあげられないといったことも解消してくれ、心身にゆとりが出た、という感想を持たれる方が多いです。
最後に、子育て家庭には『完璧を求めない』ということを意識して欲しいと思います。
子育て中は、家の中をきれいに保つなんてことは無理ですし、手の込んだ料理を毎食作ることも難しいです。
子育て中の芸能人がインスタグラムなどSNSに、きれいな部屋や何品も並べられた食卓をのせたりしていますが、そんなのを見て凹む必要はありません。
きれいな部分だけを切り取っているだけで、実情は違うはずです。
少しくらい部屋が散らかっていても、インスタント食品を使ったり、手抜き料理でも、子どもが元気にしていればOKです。
どれもこれも完璧にしようとすると、心身ともに疲弊し、倒れてしまいますので、手抜きするくらいがちょうどいい、いや、手抜きするべきなのです!
小さい子を育てながらの家事は大変です。
つまり、家事を軽減させることができれば、子育てがぐっと楽になることは明らかなのです!
子育ての毎日を楽にするために、夫婦で今一度、家事についてしっかり考えてみましょう。
ママさんエスコーター